おしいれのふとんに呼びかけると、まくらやふとんがつぎつぎに出てきます。擬音やあいさつをテンポよく声にだして遊べる合紙絵本。
★刊行時に寄せられたメッセージです
家には4歳と2歳のむすめがいまして、寝る前にはいつも絵本を読んでいます。「れいぞうこ」や「おしいれ」を読むと、うちの娘達はページごとに「はーい」と元気に答えてくれます。さらに最近では2歳の娘も全部ことばを覚えてしまって逆に僕に読み聞かせてくれます。
「れいぞうこ」では食べる事を、「おしいれ」では寝る事を、たのしんでもらえたらなあと思っています。
食べる事が苦手な子やなかなか寝付けない子も、この絵本をきっかけにスムーズに食べたり寝たりすることができたらうれしいです。
僕は絵本が好きで、はじめの頃は自分が読みたいような絵本を書いていきたいと思っていました。ところが、娘達と絵本を読んでいくうちに、子どもと一緒に読んで楽しい絵本を書きたいと言う気持ちに変わってきました。
子どもに絵本を読む時のぼくにとっての醍醐味は、子供達に喜怒哀楽さまざまな気持ちになってもらえる事です。楽しい絵本は楽しげに、怖い絵本は迫力を出して読んでみて、それに子供達がのってくると僕自身が楽しくなってきます。
小さい娘の子育て真っ最中の今は、一緒に楽しめる絵本をつくっていきたいと思っています。(新井洋行)