「いつも命がけで、今日を生きることだけを考えて生活してきた。それが狩人だ」??地球最北の町、グリーンランド北西部のカナークに生きる誇り高き狩人たちの現在と、氷と雪の世界が見せる神々しいまでに美しい風景を静かに捉えた、貴重な写真集。
1952年北海道釧路市生まれ。通信社勤務を経て、1980年よりフリーの写真家となる。以降、世界の紛争地を訪れ、戦争の表層ではなく、そこに生きる人間の姿を捉えようと撮影を続けてきた。『マスードー愛しの大地アフガン』で第12回土門拳賞、『サルバドルー救世主の国』で日本ジャーナリスト会議奨励賞、『ザビット一家、家を建てる』で講談社出版文化賞写真賞を受賞。著書に、『ヘスースとフランシスコ エルサルバドル内戦を生きぬいて』、『私のフォト・ジャーナリズム』などがある。
長倉洋海さんの写真展「北の島 南の島」の会場で、偕成社のこの2冊の本「北の島」と「南の島」を買いました。ほんとうに素晴らしい写真と文章で、震災以降問われている地球環境問題について深く考えさせられた。学校指定図書などになって、全国の子供たちにも読んでほしい。また、北の島の涼しい氷山の写真や、南の島の美しい海の写真を見て、クールダウンしたい!これからの長倉さんのご活躍と作品も楽しみです。(8歳・お父さまより)