内容紹介
数ある宮沢賢治作品の中で、もっとも鋭い風刺にみちた２作品を漫画化。残虐性をユーモアの力が包みこむ賢治の願いがあふれる。
著者紹介
宮沢賢治
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志し、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。1924年に詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を事実上の自費で出版するが、彼の作品のほとんどは、没後に高く評価された。1933年に37歳で病没。
ますむらひろし
1952年、山形県生まれ。1997年、『アタゴオル玉手箱』により日本漫画家協会賞大賞を受賞。2001年、宮沢賢治作品の漫画化などの業績により宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞。おもな作品に『アタゴオル物語』『銀河鉄道の夜 最終形／初期形［ブルカニロ博士篇］』『ジャリア』などがある。関連記事
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