カニグズバーグ、ジンデル、ブルームなど、現代英米の18人の児童文学作家たちをとりあげ、新鮮な切り口で評価した評論集。
1936年英国ロンドンに生まれる。1958年ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ卒業。グラマー・スクールの教師、大学講師などを経て作家となる。1975年、『高潮』(Storm Surge)でデビュー。1978年『エクセター大空襲』(The Exeter Blitz)でカーネギー賞受賞。ヤングアダルト向けの主な作品に『渡し守』(The Ferryman,1977)、アイルランドの反イギリス闘争を描いた『自由のみどりの枝』(The Green Bough of Liberty,1979)、『牛乳配達人がゆく』(The Milkman’s on His Way,1982)などがあるほか、幼年向けのものも書いている。本書や『色つきの砂漠、緑の蔭』(Painted Desert, Green Shade,1984)の評論のほか、大人向けの小説、短編集なども多数。