

ダヴィンチ12月号「4人のブックウォッチャー絶対読んで得する8冊」にて、書店員の本間悠さんに「大人だからこそ読むべき強烈な児童書」として『呼人は旅をする』(長谷川まりる 作 )をご紹介いただきました。
「呼人」とは、なにかを引き寄せる特殊体質。原因は不明でごく少数だが一定の割合で発現する。政府機関によって認定され、生活に制限がある。5人の呼人と、呼人に関わる人たちの姿から、社会の中で少数であること、そうした状況で生きるというのはどういうことか、を描きます。
人とちがうこと、それでも隣りあって生きること。『杉森くんを殺すには』(くもん出版)で野間児童文芸賞を受賞、いま大注目のYA作家による、痛みと希望の連作短編集です。