

電話がなったから出てみれば、なんとお父さんのたいせつにしている「帽子」からだった! 奇妙なお話がテンポ良く描かれ、思わず引き込まれる一冊。はたして帽子はなんのために電話をかけてきたのか……。
1974年に出版された絵本の新装版。
受賞歴:
カバーに描かれているのは、くるくる円を描くコードのついた懐かしの黒電話。今の子どもたちにはなじみのない「電話」かもしれません。でもこんな形の電話なら、ちょっとかわった電話もかかってきそう……かも?
読売の記事で、43年ぶりにこの2人の絵本の刊行を読み、本屋で探して購入しました。ふしぎで、でもなんだか納得できて、なつかしいようなステキなファンタジー。長田さんのお話と長さんのイラストのとりあわせがこわいほどぴったりきていました。帯が、私の大好きな穂村弘のことばだったのにも感激!(読者の方より)
長田弘さんが好きで、復刊のようで買ってみました。その頃は、高校生で気づかぬまま初めての作品でした。小学生の頃家に電話が入って私もドキドキしていたことを思い出しました。今もスマホもケータイも持っていません。どこまでもついてこられるのが苦手で。お二人ともに亡くなられたんだなとしみじみ思いました。(読者の方より)