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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

なつのいちにち

なつのいちにち

なつのいちにち

定価(本体価格) 1,000円+税
偕成社在庫 あり
対象年齢 3歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 26cm×22cm
ページ数 32ページ
ISBN 978-4-03-331340-5
NDC 726
発売日 2004年7月

内容紹介

暑い暑い夏の日。クワガタムシのいる山をめざしてぼくは走った。まっ白な日ざし、青い草のにおい。ページの中からあふれだす夏!

受賞歴:

  • 日本図書館協会選定図書(2004)
  • 児童福祉文化賞推薦作品(2005)
  • 社会保障審議会推薦文化財(2004)
  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2004)

著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

夏の本が出来ました。この本はボクの頭と体の中にある夏のイメージをギューッと絞って落ちた雫の形です。この本は「夏」に送ったラブレターです。

夏の終わりには飽き飽きしたスイカも、冬に思い出すとたまらなく食べたくなるでしょう。ボクはそんなとき、夏が恋しくてたまらなくなることがあります。思い出すのはいつも少年時代の夏。田圃や畦や水路の小川で遊んだ人生の黄金期。あの夏を想うと今でもドキドキと胸が躍ります。この本を描いたのは、まだ肌寒い季節。まるで遠い夏に恋する気持ちで描きました。だからラブレターなんです。

あと、この本には少ししか文章がありません。あっという間に読めてしまいます。でも、絵と物語をゆっくり追うことで、それぞれの人が知っている「夏の音」や「夏の匂い」、「夏の空気」を感じてもらえたらいいなと思います。

ボクが子どもたちとこの本を見るときには、文章にはない音を声に出したり、匂いや湿度や手に触れた感じなんかを物語といっしょに話してみたいです。実は読み聞かせをするときは、読み手が絵を見て感じたことをどんどん勝手に継ぎ足して文章を作ってもらっても面白いと思っています。効果音も入れて「外はお日さまがカーッ!うるさいぐらいのセミの声がシャーンシャーンシャーンシャーン!道路がひかって眩しいぐらいです」とか「森に入ると空気がヒヤーっとして、さっきまでの汗でボトボトに濡れたシャツが冷たく感じました。一寸元気がでてきたぞ。とぉーりゃー!」なんてね。そうすればそれぞれの夏のイメージの本が出来るでしょう。

絵を見た人の耳や鼻まで刺激する。そんな絵本になってたらうれしいです。四年も待ってくれた編集の広松さんに感謝です。(はたこうしろう)

関連書籍

暑い夏の一日のある日の風景や、太陽が頭の真上にある時間、走り去った道、どろんこになってとったクワガタ、夕立ち、海はなかったけど私も子供の夏の日を思い絵本の中にいた。(読者の方より)

色のバランスや夏という雰囲気がすごく伝わる作品で、気持ちがよいです。クワガタ虫の採れたときのうれしい気持ちが伝わってくる作品で、何度も読みたくなります。(読者の方より)

絵に”夏”の活気がみなぎっていて、とても清々しい気分になりました、「夏の匂い」を感じられました。この本から。(40代)

こちらの本は、数ある絵本の中で1番じゃないかと思えるほどの本です!こんなに音が聴こえて匂いまでする絵本はありません。家や森の少しドキドキする静けさ、息づかい、夏、雨にぬれた匂い、めくるばちに視線も変わり、間近で見ている感覚になります。1歳のうちに読みましたが、これを見てからクワガタや昆虫好きになりました。ありがとうございました。(2歳・お母さまより)

ふだん素通りする絵本のコーナーで、この本の表紙が目に入ったとき、50年前の自分が重なり、手に取りました。父親の大きなムギワラ帽子、よろず屋で買ったムシトリあみ、まぶしい道に、ついてくる子分のような影–––絵本の中のようなすばらしい環境でなかったにせよ、ギンヤンマやクマゼミを追っかけてました。この本が今年の夏の、いちばんの「獲物」です。素敵な絵本をありがとうございました。(50代)

都会育ちの子ども達には、自然と触れ合う機会が激減しています。小さな子の冒険するワクワク感。夏の緑や空や水の美しさ。小さな昆虫達との出会い。失敗を繰り返しながらも目的に届いた達成感。この絵本の小さな世界を、そしてこの男の子の心の動きを共有できる大きな幸せ。(6歳・ご家族より)

まず表紙の絵に魅力を感じ、手に取りました。内容はイメージ通りでしたが、どのページも絵が素敵で、その世界にすうっと入っていけました。同時に私が子どもの頃に体験した夏のいくつものシーンが、次々と思い出されました。大好きな一冊になりそうです。(65歳)

まさに本書のような夏の1日をすごした世代です。「エアコンの部屋でゲームする1日」世代の子どもたちに読むことで、こんな幸せな夏を共有したいと思って読んでいます。子どもたちがだんだん吸い込まれるように見入り、聞き入り、目を輝かせてくれるのは、はたこうしろう先生のすばらしい絵のおかげだと感じています。(60代)

表紙に惹かれました。夏の強い陽射し、草いきれ、少年の汗、息づかい、意欲ー。それらがまっ直ぐに眼にとび込んできたのです。孫の数年後、息子の少年時代、いやいや田舎育ちの私自身のそのころが重なったりします。明快な形と色づかい、少年の体と顔の表情。とても良い。(ただ、網をもつ手は不自然にみえます。)(3歳・おばあさまより)

作者のはたさんは兵庫県西宮市のご出身ですね。私は兵庫県淡路島の出身で、西宮にも住んでいたことがあります。私にはこの本を読んで、なつのおとが鮮明に聞こえました。温度も風もにおいも全てがよみがえってきて泣きそうになりました。人は懐かしくても泣くのですね。記憶を再現してくださり、ありがとうございました。(40代)

夏休みに入り、親子で夏を感じる本をさがしに行ったところこちらの絵本に出会いました。4歳の息子もちょうど今かぶとむし、くわがたむしをさがすことにハマっており、息子の姿を見ているようでした!文字が少ないため、子ども一人でも読むことができて良かったです。“なつのおと沢山きこえてきました!!”夏らしいすてきな絵本に出会えて良かったです。(2歳と4歳・お母さまより)

海・田んぼ・あぜ道・神社の階段・川・森・クワガタ・ずぶぬれ・夕やけ、子どもの頃の原風景がよみがえってきました。まさに、なつやすみ。暑さの中特に出かけることもないなつやすみがぐーんと解放的で楽しくなりました。ありがとうございます。(2歳・お母さまより)

なつのにおい、音がきこえてくるようで、たたみの上で横になって読み終えたあと、ぐっすり昼ねしてしまいました(親が)。色と構図がすてきで大好きな、大切な絵本に仲間入りです。ありがとうございます。(4歳・ご家族より)

 

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なつのいちにち
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