エンリーコの学校生活の一年間を、日記形式で描いた古典名作の完訳版。上巻は10月から2月までを収録。「ちゃんの看護人」「サルデーニャの少年鼓手」など真心や愛国心をうたった物語を挿入。
1846年、イタリアのリグリア地方で生まれる。作品に『クオレ』『労働者たちの女の先生』(1895年)『みんなの車』(1899年)ほかがある。
1921年山梨県に生まれる。東京大学言語学科卒業。北欧文学者・言語学者。東京教育大学教授等を歴任するかたわら、北欧文学の紹介につとめる。1967年没。著書に『言語学概論』『日本の外来語』『子どもにすすめたい本』(共著),訳書に『アンデルセン童話集』『グリム童話集』『ピノッキオの冒険』『本・子ども・大人』(共訳)など多数がある。