
きょう6月1日は、1925年にジュネーブの子供の福祉世界会議で定められた
「国際子供の日(International Children’s Day)」。
日本では5月5日が「端午の節句」として子どもの日となっていますが、
世界にはこの「国際子供の日」を子どもの日としてお祝いする国がおおいんです。
(あとは国連によって定められた「世界子どもの日(11月20日)」というのもあります)
スレイダーのくらすカンボジアも、6月1日を子どもの日としてお祝いする国のひとつ。
きょうはスレイダーの子どもの日の1日をご紹介します。

子どもの日のきょうは、お父さんのバイクに乗って、村の外までお出かけです。
お店の仕事が順調なので、新しい服をかってあげる、と
お父さんがスレイダーとお姉さんをはじめての中央市場に
連れて行ってくれることになったのです。

市場にはたくさんのお店がならんでいます。
スレイダーはすてきなオレンジ色のワンピースをみつけますが、
残念ながら値段が高いのであきらめます。

そのあとは、サンダルをえらんだり……

お母さんや妹のおみやげをみたりして……

ごはんを食べる前にもう一度ワンピースのお店の前を通りました。
すると、店員さんが声をかけてくれました。
ためしに袖をとおしてみると、サイズもぴったり! しかも超にあってます。
お父さんがねばりづよく交渉してくれたおかげで……なんと、半額で買うことができました!

ちいさいころ、子どもの日って夢みたいな1日でした。
たのしそうにはしゃぐスレイダーをみて、なんだかこちらもうれしくなっちゃいました。
よろこぶスレイダーとお姉さんをみて、お父さんもうれしそうです。

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スレイダーは後日、このお気に入りのワンピースとサンダルで、
タケオ州のタマオ山にある、カンボジアでただひとつの動物園に行きました。
ここでサルとトラに会うのが、スレイダーの夢だったのだそう。
スレイダーは、はじめてみる動物たちに目をかがやかせていました。
その日のようすは、ぜひ本で読んでみてください!

世界のともだち⑫『カンボジア スレイダー 家族と生きる』の詳細はこちらへどうぞ!
(編集部・丸本)


