メニュー

みんな大好き!ノンタン

ノンタンが生まれるまで

はじまりは「あかんべぎつね」

ノンタンは最初「まっ白なこぎつね」でした。作者のキヨノサチコさんは「あかんべぎつね」という作品を描いて、出版社に見せてまわりました。やがて偕成社で出版が決まりましたが、編集長から、主人公はもっと子どもたちに身近な動物がいいのでは? とのアドバイスが。考えに考えてキヨノさんが思いついたのが「まっ白なこねこ」でした。

現在の『あかんべノンタン』の原型となったお話
「あかんべぎつね」より
あかんべ ノンタン」より

なぜきつねだったの?

キヨノさんは小さい頃に読んだ新美南吉の「手ぶくろを買いに」の中で「お母さん、おててがちんちんする」と言ったこぎつねが、とても印象に残っていました。ところが他の童話を読むと、きつねは悪者になっていることが多いのです。それでキヨノさんはお話を描くならかわいいきつねを主人公にしたいと、ずっと思っていたのでした。

「ノンタン」の名前は?

きつねをねこに描き直してついたタイトルは「あかんべドラくん」。でもドラくんよりももっと子どもが言いやすい名前を、と考えて思いついたのがノンタンでした。これは編集長が言った「娘の友だちに『ノンちゃん』と呼ばれている人気者の子がいてね」という一言がきっかけでした。

1976年、ノンタンデビュー!

小さな絵本を1冊だけ出版しても、本屋さんではなかなか目立ちません。3冊出そうということになり、新たに生まれた2作が『ノンタン ぶらんこのせて』と『ノンタン おやすみなさい』。そしてまずこの2冊を先に出すことになりました。『あかんべ ノンタン』を先に出すと、いたずらっ子のイメージが強すぎて大人たちの反発にあうだろうという配慮からでした。当時はまだ絵本に教育的なものが求められていたのです。
『ノンタン ぶらんこのせて』が出版されると、大人たちからは絵が漫画っぽくて芸術的でないとか、いい子じゃないノンタンに批判もたくさん届きました。
ところが子どもたちにとって友だちのようなノンタンは、たちまち大人気となったのです!