ともだち紹介

ドイツのクラース

2016/03/03

ドイツの首都、ベルリン。
かつて東と西に大きな壁でわけられていたこの街も、
いまではいろいろな地域から人びとが移り住む、にぎやかなところです。
そんなベルリンの丘の上に、「ちいさなハカセ」クラースがくらしています。
きょうは、クラースをご紹介します!

クラースは、いろいろなものを自分で考えて
つくったり直したりするのが好きな男の子。
キックスケーターを自分で直したり、
レゴブロックで本屋さんの装飾をつくったり、
まるでちいさな「ハカセ」です。

ドイツでは、10才から12才のあいだに
その後の進路を決めることになっています。
クラースは12才。学校では、教科書を丸暗記するような
授業ではなく、自分が興味を持てるものはなにか、
将来なにがしたいかなどを考えるため、
いろいろなことを体験します。
将来のことはまだわからないけれど、
エンジニアのような、機械をつくる仕事に興味があるのだとか。

ふだんは物静かなクラースですが、
気になるものを見つけると、とたんにおしゃべりになります。
いつか、みんながびっくりするような発明をしてしまうかもしれません。

そんなクラースのくらしがよくわかる、
世界のともだち㉜『ドイツ』は、好評発売中です!
身近な「ハカセ」を思いながら、ぜひ読んでみてください!

ドイツ ドイツってどんな国?

自動車の国
経済大国ドイツの主要産業のひとつでもある自動車。
ガソリン自動車やディーゼルエンジンは、
ドイツ人によって発明されました。
現在もフォルクスワーゲンやアウディ、ポルシェ、
メルセデス・ベンツやBMWなど、日本でも
よく知られる自動車メーカーがたくさんあります。

クラシック大国
古くから音楽がさかんで、ベートーベンや
バッハ、ブラームス、ワグナー、シューマンほか
数おおくの音楽家を排出していることでも有名です。
クラースの住むベルリンには、
「ベルリン・フィルハーモニー」という
大きなコンサートホールもあります。

日本でも意外と使われているドイツ語
「メス」「カルテ」「ギプス」などの医学用語をはじめ、
「アルバイト」「リュックサック」、スキーで使う
「ゲレンデ」や「ストック」などはすべてドイツ語です。
ちなみに、ドイツ語の「Ach so(アッソー)」は
日本語の「あっそう」とおなじ意味なのだとか。

ドイツ出身の有名人
ブルース・ウィリス(俳優。『ダイ・ハード』など)
オトフリート・プロイスラー
(児童文学作家。『大どろぼうホッツェンプロッツ』『クラバート』など)
ミヒャエル・エンデ(児童文学作家。『モモ』『はてしない物語』など)
オリバー・カーン(サッカー選手)
ミハエル・シューマッハ(カーレーサー)
クラウディア・シファー(ファッションモデル)

(写真:新井卓 イラスト:鈴木千佳子 文:編集部 丸本)

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