ともだち紹介

インドのアルナブ

2015/01/09

インドの首都、デリーの豪邸に、
アルナブという10歳の男の子が住んでいます。
経済成長がめざましいインドですが、
いまのインドの人びとは、どんなふうに暮らしているのでしょうか?
きょうは、アルナブのことを紹介します!

アルナブの家は、かなりのお金持ち。
門番さんがいるような、大きな豪邸に住んでいます。
お父さんは、アルナブのひいおじいさんがつくった
「スターリング出版」という出版社ではたらいていて、
日夜世界中のしごとあいてと電話をしています。

なんといってもオドロキなのは、家にコックさんがいること!
おいしそうな料理がつぎつぎと出てきます。
食材の買いだしも基本的にはコックさんがしますが、
お母さんもときどきアルナブと一緒に出かけるそうです。

アルナブが通う学校は、小中高一貫の有名な私立学校。
授業は一コマ30分が基本で、始業と終業のチャイムはありません。
アルナブはパンジャブ語とヒンディー語、それから英語を話せますが、
なかでもいちばん得意なのは英語だそう。
熱心に勉強する姿は、なんだかかっこいいです。

いずれはお父さんの会社を継ぐことも考えているというアルナブ。
これからいろいろなものを見て、たくましく成長していくことでしょう!
そんなアルナブの暮らしがよくわかる、世界のともだち⑲『インド』は、絶賛発売中です!

インド インドってどんな国?

世界2位の人口
インドの人口はおよそ12億5214万人で、中国に次いで世界2位を誇ります。
そのため、鉄道にはいつも人が満員!
ムンバイ近郊鉄道は「世界で最も混雑する鉄道」として知られており、
なんと屋根の上に乗って移動する人びともいるようです。

多宗教国家
インドでは、それぞれが信仰をもつのは当たりまえのこと。
アルナブの家が信仰しているヒンドゥー教のほか、イスラム教、
キリスト教、シーク教、仏教など、おおくの信仰をもつ
人びとがいっしょにくらしています。

さまざまな民族がくらす国
インドでは、古くからたくさんの民族が共存してきました。
学校の授業がすべて英語でおこなわれているということもあり、
多くの国民が少なくとも3つ以上の言語をあやつれるともいわれています。

インド出身の有名人
アーミル・カーン(インドを代表する映画俳優、プロデューサー)
ヴァンダナ・シヴァ(哲学者。1993年ライト・ライブリフッド賞受賞)
アマルティア・セン(経済学者。1998年ノーベル経済学賞受賞)
サティヤ・サイ・ババ(国内外に数百万の信奉者をもった霊的指導者)

(写真:桃井和馬 イラスト:鈴木千佳子 文:編集部 丸本)

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