ともだち紹介

ネパールのアヌスカ

2014/01/28

ネパールのバネパという街にある洋品店の店先に、
7人目の友だち、アヌスカがいます。
「世界のともだち」7巻目は、『ネパール』。
いったいどんな暮らしをしているのか、ちょっと覗いてみましょう。

アヌスカの一日は水くみからはじまります。
水道は通っているけど、水がにごっていたり出ないことがあるんだとか。
きれいな朝日をあびながら、大きなかめをもった人たちがあつまります。

水くみから帰ると、朝の準備。
夜は停電してしまうことがほとんどなので、宿題は朝やります。
ネパールのごはんの定番、ダルバート(豆のカレー、白いごはん、野菜のピクルスの三種盛り)を
朝ごはんに食べたら、バスにのって学校へ!

ネパールの人びとのほとんど(約80%)がヒンドゥー教徒。
勉強がよくできるように、みんなと仲よしでいられるように、
学校を休んでいる人が早く元気になるように、アヌスカたちは毎朝お祈りをします。

待ちに待った週末は、弟のアルジュンと一緒におばあちゃんの住むチャウコット村へ。
山羊にえさをやったり、散歩をしたりしてのんびりすごします。
アヌスカもアルジュンもチャウコット村が大好きで、いつも帰りたくなくなります。

アヌスカは勉強がとくいで(うらやましい!)、将来は学校の先生になりたいそう。
洋品店のお店番もばっちりこなしてしまう、
しっかり者のアヌスカなら絶対なれるだろうな、と思います。
どんな先生になるのか、いまから楽しみです。
そんなアヌスカと一緒に暮らしているような気持ちになれる、
世界のともだち⑦『ネパール』は、2月上旬発売です!

(ピアスのつけかえで大騒動!なアヌスカは、こちらの記事で読むことができます)

ネパールネパールってどんな国?

たくさんの山々
8000m峰を連ねるヒマラヤ山脈をはじめ、
ネパールにはたくさんの山々が鎮座しています。
そのため、5000m以下の山は注目されず、名前すらないことも多いんだとか!
日本が世界に誇る富士山ですら3000mほどですから、桁違いですね。
「神々の住まう国」と呼ばれることもあります。

世界有数の豊かな生態系をもつ国
ネパールはその独特な地形と変化に富んだ気候から、さまざまな生きものが暮らしています。
ネパールの国土は地球のたった0.1%であるにもかかわらず、
世界の鳥類のうちおよそ8%がいるほか、600種もの原産植物など、
数多くの生態系が育まれているそうです。いってみた〜い!

「OK」のサインは首を横に
日本ではふつう、「OK」の返事をするときは首を縦にふりますよね。
ところがネパールでは、左に傾けるそうです! なんだか不思議な感じです。
話していていきなり首をかしげられても、驚いちゃだめですよ〜。

(写真:公文健太郎 イラスト:鈴木千佳子 文:編集部 丸本)

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