きょうは「世界のともだち」の取材後の後日談をちょっと紹介します!
第1期の世界のともだちシリーズ、『ケニア』を撮影した桜木奈央子さん。
じつは昨年の秋に、主人公の女の子アティエノに本を届けに、ケニアへ飛んでいました。
アティエノがくらすウソマ村には、きっと本が届かないだろう……ということで、
桜木さんが「本は送らずに、持参しましょう!」と言ってくださったのです。よかった!
「世界のともだち」シリーズは本の完成後、子どもや家族へ本を送り、
喜んでもらって、これでやっと終了!というシリーズなのですが、
ケニアは郵便の事情から、本を送らずにいたのです。
2014年9月に、桜木さんは日本から友人たちをつれて、ケニアへ向かいました 。
まず、ウソマ小学校で校長先生に本を見せたそうです。
本を見る校長先生と桜木さんの笑顔がはじけています!
校長先生、とても喜んでくれたみたいで、よかったー。
それから、アティエノのクラスで、日本人7人がよさこいを踊ったそうで……。
こちらも大盛り上がりです!
なにしろ、桜木さんは高知県出身なのです。
みんなによさこいをしっかり仕込んで日本を出たとききました。
教室に校長先生と、アティエノのお父さんまで乱入して、生徒たちは大笑いだったそうです。
そしてこちらは、アティエノたちからのお返しのダンス!
「クラス全員のダンスがとてもすばらしくて、感動ものだった」と言っていました。
左はしで踊っているのがアティエノです。
休み時間は校庭で、桜木さんと子どもたちでサッカーをしたり、
ほかの日本人の人は空手を披露したり、相撲をとったり、交流したそうです。
最後はふたたび「よさこい、よさこい」とよさこいコールがあがり、
「高知県人としてとてもうれしかった」と言っていました。
アフリカに行くときは、よさこいを準備していくといいかもしれませんねー。
それから、港で魚を買ってアティエノの家へ。
ここでじっくり両親に本を見てもらいました。
お昼ごはんの準備をしていたら、アティエノたちも
ご飯を食べに帰ってきて、本を見せたら……
「本を開いた瞬間、アティエノの顔が輝いていました!」という桜木さん。
準備していた英訳を読み上げながらいっしょに本を見て
こんなに喜んでもらえると思わなくて感動したそうです。
(なんと編集のわたしのことまで紹介してくださったようで、うれしかったなあ)
ちょっと背がのびて、おとなっぽくなったように見えたアティエノ。
でもあいかわらず素直で明るくて無邪気だったそう。
「ウソマ村との縁はこれからもずっと続くと思います。
アティエノがどんな大人になるのかとても楽しみです」と
桜木さんは言っていました。
(写真 桜木奈央子、文 編集部小宮山)
アティエノとウソマ村のくらしが見える
世界のともだち8『ケニア 大地をかけるアティエノ』 の詳細はこちらです。