
5月もなかばにさしかかっていますが、先月のおわりに
「世界のともだち」のトークイベントが2つありました。
とても楽しいトークイベントだったので、ちょこっとご報告です。
ひとつめは、「世界のともだち」シリーズの編集長島本脩二さんのトークイベントです。
4月27日(土)に神奈川県の海老名市立中央図書館でおこなわれました。
朝10時からのトークイベントだったので(さわやか!)、
わたしたちも、都内から神奈川県へ早起きしてでかけました。
海老名駅から、遠くにみえる山をながめながらのんびりした道をいくと、大きな図書館に到着!
図書館へは、朝からたくさんの人がきていました。
トークイベントは、海老名図書館館長さんとの対談形式。

世界のともだちの話が30分ほど、島本さんが編集した本の話が15分ほど、
ふたたび世界のともだちの話が10分ぐらい、残り5分で質問…と、
すばらしい時間配分の1時間で、さまざまなお話をきくことができました。

個人的におもしろかったのは、「衣食住を追いかける」という話のところ。
「世界のともだち」シリーズは、
世界中の「衣食住」をテーマにつくっています。
島本さんが「衣食住を追いかけるのはおもしろい!」と思ったのは、
子どもの頃から読んでいた雑誌「暮しの手帖」がきっかけだったそうです。
小学生から「暮しの手帖」を読んでいた島本さん…。
とても納得してしまいました。
おかげで、このシリーズにつながっています。
![]()
そして、場所はかわって、東京都練馬区立南田中図書館での、
桜木奈央子さんのトークイベント。
こちらは、4月29日におこなわれました。
新しい建物の南田中図書館は、2階が児童書コーナーになっていて、
子どもたちが居心地よさそうに過ごしています。
そんなところに現れたのが、『世界のともだち・ケニア』の
主人公・アティエノの等身大パネル! 迫力あります。
ちょうどアティエノと同い年の子どもたちがながめていました。


桜木さんのトークのテーマは「ケニアの楽しい台所」。
セネガル、ウガンダなどアフリカの国ぐにの台所、料理についての話からはじまり、
アティエノたちの家の台所へ。

アティエノの村では、炊事も洗濯もすべて女性たちが
機械を使わずに手でやっています。
なので、いつも家事は水くみからスタート。
一日中家事をしているので、ひとつの家に鍋やナイフを持って集まり、
それぞれの家庭の夕飯の準備をすることもあるそうです(これ、楽しそうですね)。
言葉がわからないときでも、なぜか夫の愚痴だけはわかる
不思議な現象もあるみたいで…(!)。
桜木さんはこのようにして、現地のくらしに溶けこんで
撮影されているそうです。
家事がたいへんだからこそ、子どもたちのお手伝いが重要で、
『世界のともだち・ケニア』でも、一人前に仕事をこなすアティエノの姿がでてきます。

楽しい台所トークでした。
図書館でのイベントでは、テーマにちなんださまざまな本を見るのも楽しいです。


関係者のみなさま、そして足を運んでくださったみなさま、
ありがとうございました!
またどこかで、世界の子どもたちを撮影しにいったカメラマンさんたちや、
わたしたち編集メンバーがお話しをする機会があるかもしれません。
そのときはぜひ、のぞきにきてくださいね。
(編集部・小宮山)


