取材日記

プリュンヌたちとの再会

2014/08/15

きょうのブログは、第1期『世界のともだち フランス』を撮影されたMIKA POSAさんの取材日記です。この7月にフランスへ行き、主人公のプリュンヌと再会したMIKA POSAさん。プリュンヌたちはどんなようすだったのでしょう?(取材日記1回目2回目はこちらから)

 

みなさん、こんにちは。フォトグラファーのMIKA POSAです。毎日とっても暑いですが、楽しい夏をお過ごしだと思います。さて先日、『世界のともだち  フランス』が完成してから、はじめてパリに行き、ひさしぶりにプリュンヌに会ってきました!

わたしは普段、プリュンヌのお母さんと連絡をとっているのですが、連絡をした日、プリュンヌはちょうどお父さんの家に行っていました(プリュンヌの両親は別居中です……)。なので、翌日、わたしがプリュンヌを学校へ迎えに行ったとき、プリュンヌはわたしがフランスに来ていることを知りませんでした。

授業が終わって学校の門に現れたプリュンヌは、わたしを見つけると、

「わ~、ミカ~!!!どうして、ここにいるの~!!!」

と、大興奮でかけよってきました!ふたりで抱き合って再会を喜び、しばし談笑。8か月ぶりに会うプリュンヌは、いつもどおり元気いっぱいで、少しだけ大人っぽくなったように見えました。

本に登場してくれたプリュンヌのお友だちにも再会することができました。みんな、ちゃんとわたしを覚えていてくれて、「元気?」「ひさしぶり!」と笑顔で声をかけてくれました。

プリュンヌに『世界のともだち フランス』の感想をきくと、「なかよしの友だちといっしょに、本に登場できてうれしかった!」と喜んでくれていました。プリュンヌのお気に入りのページは、大好きな友だちがたくさん写っている誕生日会のページでした。なので、そのページを開いてみんなで記念写真をパチリ!

友だちの家族も本を気に入ってくれたようで、ひとりのお父さんが、「この本は、ぼくたちみんなの本だね!」と、うれしそうに話してくれたのが、とても印象的でした。

学校の前でひとしきり盛りあがったところで、プリュンヌのおうちへ。歩きなれた道をいっしょに帰るのは、なんだかホッとします。おうちに到着すると、2階にあるプリュンヌの部屋に行き、プリュンヌが最近買ったピアスを見せてもらったり、学校の話をきいたり。それから、『世界のともだち  フランス』が、無事完成したことを記念して、プリュンヌにサインをしてもらいました。このサイン本は、わたしの宝物です。

その後も、ふたりでふざけていたのですが、さっきまで大笑いをしていたプリュンヌが、ちょっと静かになりました。そして、「ねえねえ、ミカは好きな人いるの?」と質問されてびっくり!「プリュンヌは、好きな人いるの?」ときき返すと、急に照れた顔になりました。

出会ったころは小さな女の子だったプリュンヌも、好きな男の子の話をする年になったんだなあと、なんだかしみじみとした気持ちになりました。そして、年齢も国籍も違うわたしを同級生のように思って、秘密の話をしてくれたのがとってもうれしかったです。

その夜、お母さんが作ってくれたおいしい夕食を食べた後、夏生まれのプリュンヌにお誕生日のお祝いとして、ピンク色のバッグをプレゼントしました。プリュンヌは、これをとっても気に入ってくれて、「この色、とってもすてき!!!」と、おおはしゃぎ。帰国後にお母さんと連絡をとったら、「あのバッグ、とっても気に入って毎日持ってるのよ!」と教えてくれました。

こうして毎年、プリュンヌとの楽しい思い出がふえていくのは、本当にうれしいことです。
これからも思い出をふやしながら、いっしょに成長していける仲間でいたいなと思っています。

(写真・文 MIKA POSA)

MIKA POSAさんによる、『フランス おしゃれ大好き!プリュンヌ』の
くわしい情報はこちらからどうぞ!

MIKA POSA

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東京生まれ。パリ、東京を拠点に活動し、街角の日常や子どもたちを撮影する。ファッションブランドのカタログや、ミュージックビデオの撮影など、幅広く活躍中。作品に『パリのちいさなバレリーナ』『パリの子どものおしゃれノート』などがある。

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