内容紹介
ここはお江戸の町の中。「つくろいもの屋 こまち」は、古いお裁縫箱のまち針や糸切りばさみ、縫い針があやかしとなって始めたお店。人間さまのご注文でも、あやかし仲間の依頼でも、縫い物とあればなんでもお引き受けいたします……。この巻では、あやかしたちがつくろいものやを始めるきっかけを作ってくれた女の子、おみつちゃんが再登場。あやかしたちにまた会いたいと訪ねてくるのですが、正体がばれてはならぬあやかしたちは大慌て……。人間とあやかしの、ちょっぴりほっとするお話が４話収録されています。
著者紹介
水沢いおり
1975年北海道生まれ。2006年第23回小さな童話大賞受賞。著書に『つくろいものやはじめます』がある。
石橋富士子
1958年神奈川県生まれ。著書に『ぺたこさんの手作り生活』『知識ゼロからの着物と暮らす入門』など。ちりめん小物の製作販売も手がける。編集者より
読者から「また、あの女の子を登場させて欲しい」とリクエストが寄せられた「おみつちゃん」再登場です！
人間にはない力で、そっと皆の困りごとにもこたえてくれる「つくろいものや」。こんなお店が本当にあったらな……と思いつつ作っています。