編集部より

クリスマスに何食べる?

2015/12/24

あっという間に1年がすぎて、またクリスマスがやってきます。
日本では、なんとなくみんなチキンを食べる感じになってますよね。
それに対して、本場(ってどこが本場なのかわからないですが)は
チキンじゃなく七面鳥を食べるものなのだ、いや七面鳥は感謝祭に食べるものだ、とか、
ややチキンも飽きてきたよね、とか、いったいチキンってなんなんだ、とか、
そういう話になりがちです。
いわゆる、「クリスマスに何を食べるか問題」の勃発です。

では、実際のところ世界のみなさんはクリスマスに何を食べているんでしょう?
「世界のともだち」シリーズの主人公たちも、クリスマスをお祝いしています。
みんなが食べているものをどどっと紹介します!

まずは、サンタクロースのふるさと、フィンランドから!
フィンランドの主人公はカオリ。12月に入ると、クリスマスの準備がはじまります。
ツリーを買ってきたり、街にはクリスマスマーケットが開かれたり。
クリスマスマーケットでは、ワカサギの素揚げを食べるのが定番だそうです。


そしていよいよクリスマスイブ。親せきみんなが集まって、いっしょにごはんを食べます。

メインはサーモンのグリル。そのほかに、パイっぽいもの、野菜のグリル、
スモークサーモン、スープなどがならびます。(チキンじゃない…)
サーモン、北欧っぽいですね! カオリのお母さんはほぼベジタリアンで、
家族もお肉をあまり食べないそうなので、 その影響もあるかもしれません。

つづいて、中南米のクリスマスのごはん!
ブラジル・リオデジャネイロのミゲルも、親戚一同が集まるパーティにでかけました。
ごはんはこんな感じ…!

メインは七面鳥の丸焼きだそうです。ほかには、サラダや炊き込みごはん的なもの、
バカリャウ(干し鱈)の料理など、品数豊富。ケーキも何種類もあるようです!

では、ブラジルのご近所のペルーのクリスマスはどうでしょう……


パネトーネ、というクリスマスのパンと、七面鳥の丸焼き(やっぱり!)を食べていました。
こちらも、親せきが集まって、わいわいにぎやかなクリスマスです。

そして、カリブ海からキューバのエリオのクリスマス。
団地のみんなが大集合する、楽しいパーティです。ごはんはこちら!

七面鳥を煮こんだもの、豆の入った炊き込みごはん的なもの、ユカイモ(キャッサバ)のサラダ…
煮こんだ七面鳥が新鮮です。おいしそう。ケーキはすごく大きくて、手づかみでもらいます。

そして最後は、オーストラリアのビリーが登場です。
ビリーの一家は、クリスマスシーズンは旅行にでかけるので、
いつもちょっと早めにクリスマスパーティをするそうです。
いとこたちやご近所さん、みんなが集まって食べるものは……


お父さんがやいたバーベキュー! 子どもたちはソーセージをパンにはさむのがお気にいり。
大人たちはキヌアのサラダとステーキ。チキンもあります!


5か国のクリスマスごはん、いかがでしたでしょうか?
ごはんもすごくおいしそうですが、どの国もみんながあつまって
わいわいしているのがいいなーとおもいました!

それではみなさん、よいクリスマスをお迎えください!

本のほうでも、それぞれのクリスマスをくわしく紹介しています。
ぜひごらんください!

③『ブラジル 陽気なカリオカミゲル』(写真・文 永武ひかる)
④『フィンランド 雪と森の国のカオリ』(写真・文 松岡一哲)
⑯『ペルー アマゾン生まれのウリーセス』(写真・文 鈴木智子)
㉗『キューバ 野球の国のエリオ』(写真・文 八木虎造)
㉙『オーストラリア 毎日わくわく! ビリーの海ぐらし』(写真・阪口克 文・ 中山茂大)

(写真・永武ひかる/松岡一哲/鈴木 智子/八木虎造/阪口克 文・編集部 秋重)

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