編集部より

スレイダーと子どもの日

2014/06/01

きょう6月1日は、1925年にジュネーブの子供の福祉世界会議で定められた
「国際子供の日(International Children’s Day)」。
日本では5月5日が「端午の節句」として子どもの日となっていますが、
世界にはこの「国際子供の日」を子どもの日としてお祝いする国がおおいんです。
(あとは国連によって定められた「世界子どもの日(11月20日)」というのもあります)

スレイダーのくらすカンボジアも、6月1日を子どもの日としてお祝いする国のひとつ。
きょうはスレイダーの子どもの日の1日をご紹介します。

子どもの日のきょうは、お父さんのバイクに乗って、村の外までお出かけです。
お店の仕事が順調なので、新しい服をかってあげる、と
お父さんがスレイダーとお姉さんをはじめての中央市場に
連れて行ってくれることになったのです。

市場にはたくさんのお店がならんでいます。
スレイダーはすてきなオレンジ色のワンピースをみつけますが、
残念ながら値段が高いのであきらめます。

そのあとは、サンダルをえらんだり……

お母さんや妹のおみやげをみたりして……

ごはんを食べる前にもう一度ワンピースのお店の前を通りました。
すると、店員さんが声をかけてくれました。
ためしに袖をとおしてみると、サイズもぴったり! しかも超にあってます。
お父さんがねばりづよく交渉してくれたおかげで……なんと、半額で買うことができました!

ちいさいころ、子どもの日って夢みたいな1日でした。
たのしそうにはしゃぐスレイダーをみて、なんだかこちらもうれしくなっちゃいました。
よろこぶスレイダーとお姉さんをみて、お父さんもうれしそうです。

スレイダーは後日、このお気に入りのワンピースとサンダルで、
タケオ州のタマオ山にある、カンボジアでただひとつの動物園に行きました。
ここでサルとトラに会うのが、スレイダーの夢だったのだそう。
スレイダーは、はじめてみる動物たちに目をかがやかせていました。

その日のようすは、ぜひ本で読んでみてください!

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(編集部・丸本)

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