編集部より

あっちこっちで 世界のともだち!

2014/05/09

5月もなかばにさしかかっていますが、先月のおわりに
「世界のともだち」のトークイベントが2つありました。
とても楽しいトークイベントだったので、ちょこっとご報告です。

ひとつめは、「世界のともだち」シリーズの編集長島本脩二さんのトークイベントです。
4月27日(土)に神奈川県の海老名市立中央図書館でおこなわれました。

朝10時からのトークイベントだったので(さわやか!)、
わたしたちも、都内から神奈川県へ早起きしてでかけました。

海老名駅から、遠くにみえる山をながめながらのんびりした道をいくと、大きな図書館に到着!
図書館へは、朝からたくさんの人がきていました。

トークイベントは、海老名図書館館長さんとの対談形式。

世界のともだちの話が30分ほど、島本さんが編集した本の話が15分ほど、
ふたたび世界のともだちの話が10分ぐらい、残り5分で質問…と、
すばらしい時間配分の1時間で、さまざまなお話をきくことができました。

個人的におもしろかったのは、「衣食住を追いかける」という話のところ。

「世界のともだち」シリーズは、
世界中の「衣食住」をテーマにつくっています。
島本さんが「衣食住を追いかけるのはおもしろい!」と思ったのは、
子どもの頃から読んでいた雑誌「暮しの手帖」がきっかけだったそうです。

小学生から「暮しの手帖」を読んでいた島本さん…。
とても納得してしまいました。
おかげで、このシリーズにつながっています。

そして、場所はかわって、東京都練馬区立南田中図書館での、
桜木奈央子さんのトークイベント。
こちらは、4月29日におこなわれました。

新しい建物の南田中図書館は、2階が児童書コーナーになっていて、
子どもたちが居心地よさそうに過ごしています。

そんなところに現れたのが、『世界のともだち・ケニア』の
主人公・アティエノの等身大パネル! 迫力あります。
ちょうどアティエノと同い年の子どもたちがながめていました。


桜木さんのトークのテーマは「ケニアの楽しい台所」。
セネガル、ウガンダなどアフリカの国ぐにの台所、料理についての話からはじまり、
アティエノたちの家の台所へ。

アティエノの村では、炊事も洗濯もすべて女性たちが
機械を使わずに手でやっています。
なので、いつも家事は水くみからスタート。
一日中家事をしているので、ひとつの家に鍋やナイフを持って集まり、
それぞれの家庭の夕飯の準備をすることもあるそうです(これ、楽しそうですね)。

言葉がわからないときでも、なぜか夫の愚痴だけはわかる
不思議な現象もあるみたいで…(!)。
桜木さんはこのようにして、現地のくらしに溶けこんで
撮影されているそうです。

家事がたいへんだからこそ、子どもたちのお手伝いが重要で、
『世界のともだち・ケニア』でも、一人前に仕事をこなすアティエノの姿がでてきます。

楽しい台所トークでした。

図書館でのイベントでは、テーマにちなんださまざまな本を見るのも楽しいです。

関係者のみなさま、そして足を運んでくださったみなさま、
ありがとうございました!
またどこかで、世界の子どもたちを撮影しにいったカメラマンさんたちや、
わたしたち編集メンバーがお話しをする機会があるかもしれません。

そのときはぜひ、のぞきにきてくださいね。

(編集部・小宮山)

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