編集部より

本のなかみをちらっと紹介!④

2014/04/02

ついに第1期の12巻がそろった「世界のともだち」シリーズですが、
今回も本のなかからちょこっとずつ、なかみをご紹介します。
(「ちらっと紹介!」の記事はこちらから読むことができます)

おとなが読んでもおもしろい、「世界のともだち」シリーズですが、
読んでいると、子ども時代のことをよくおもいだします。
あそこの広場で草野球したなぁとか、あのテレビ番組が好きだったなぁとか…
おとなになってしまった今ではもう経験できないかも…なんてことも
たくさんおもいだして、すこしさびしくなったりするのですが、
そんなことの一つが、「お母さんのおべんとう」ではないでしょうか。

「世界のともだち」シリーズでは、いろいろな国のおべんとうが
紹介されていて、見どころのひとつになっています。

たとえば、6巻めの『アメリカ』では、こんな個性ゆたかなおべんとうたち。

主人公のコリンはシリアルバーとリンゴ。意外とあっさりめなメニューです。
まわりのみんなのも見てみると、ホットドッグ、夕食の残りのピザ、
手づくりハンバーガー、中華まん、スパムおにぎり…
「人種のるつぼ」というくらい、さまざまな国にルーツを持つ人びとが暮らすアメリカですが、
おべんとうにもそういった文化の違いがしっかりとあらわれていて、興味ぶかいです。
なかでもおもしろかったのは、これ!

イタリア人と日本人の親をもつローラのおべんとうは、なんとパスタとのり!
ここまではっきりとルーツがあらわれるなんて! と、ちょっと笑っちゃいました。

ところ変わって7巻めの『ネパール』では、こんなおべんとうが登場します。

ネパールの人たちは、朝と夜をしっかり食べて、お昼は軽くすませるそうです。
やっぱりこちらも個性ゆたかで、伝統的な保存食のチュラ(米をたたいてかわかしたもの)や
いためものとごはん(けっこうがっつりめです)を持ってきている子もいれば、
ビスケットやポップコーンなど、おかしを持ってきている子たちもいました。
アヌスカは、おきにいりのおべんとう箱でドーナツを食べています。

外国のごはんは食べたことのないものもたくさんあって、
味を想像しながら読んでいくのもたのしいです。
うう、なんだかお腹がすいてきました…

きょう紹介したもの以外も、各国のごはんはそれぞれの巻で登場します。
ぜひご覧になってみてください!

・・・

アヌスカの学校ではごはんのあとにお昼寝の時間もあるそうです。
きもちよさそう…

 

(編集部・丸本)

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