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絵本紹介 | コラム

数をかぞえる × どうぶつえん 1、2、3 どうぶつえんへ

「たいへんな才能を持つ作家が子どもの本の世界に突然登場したのだ、ということが、わたしにはすぐわかった。── 絵があまりにも雄弁なので、テキストは全然いらなかった。」
エリック・カールの絵本デビュー作『1,2,3どうぶつえんへ』の第1稿を見た担当編集者アン・ベネデュースはこう語っています。

 子どもの大好きな動物たちが列車で動物園に運ばれて行きます。貨車に乗っていた動物の数がページごとに増えていき、くり返し眺めるだけで数への認識が深まります。それぞれのページに必ずいるネズミもほほえましく、エリック・カールの世界はすでに確立されているかのようです。「子どもは、楽しみながら学習する」というカールの信念のもとに編まれた内容豊かな“数の絵本”。