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封魔鬼譚 1
封魔鬼譚(1)尸解

封魔鬼譚(1)尸解

作:渡辺仙州
絵:佐竹美保

時は宋の時代。舞台は中国の港町泉州。14歳の少年、李斗はある日、自分の屋敷に妖魔がすみついているのではと疑う。そこで妖魔退治を専門とする白鶴観へ相談に向かうが、そこで〈ウサギ〉に、右足を食いちぎられ、死んでしまう。だが驚いたことに、李斗は生きていた。夢だったのかと思ったが、親友の呂方から、李斗は確かに、死んだはずだと伝えられる。では、今ここにいる自分はだれなのか? 一体、自分の身に何が起きたのか? 南宋時代の泉州を舞台にした、封魔鬼譚、序章の物語。『三国志』『水滸伝』など中国古典でおなじみの渡辺仙州氏が書いたチャイニーズホラーファンタジー。

サイズ(判型)
19cm×13cm
ページ数
192ページ
発売予定日
2017年 02月
ISBN
978-4-03-744840-0
Cコード
C8397
NDC
913

定価: ¥1,296

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メッセージ・感想

著者より

この作品はいまから千年前の中国、北宋の時代を舞台にしたチャイニーズホラーファンタジーです。千年前といえば、日本は平安時代。かな文字が普及し、日本独自の文化ができあがりつつあるころ、中国では「水滸伝」の頃で、庶民の文化が花開いていました。木版印刷の普及によって多くの書が出版され、街では講談師が三国志などの物語を語り、港では海外交易をおこなう船が多く行き来したりと、とても活気のあった時代です。
 中国三大発明である印刷・火薬・羅針盤が実用化され、技術や文化が大きく発展した時代。こういう自由でにぎやかな時代というのは、人びとの行動が活発化して、世のなかが急激に変化するぶん、数多くの奇々怪々な事件が起こる時代でもあります。
 物語の舞台である北宋の大きな港町・泉州も例外ではありません。巷をさわがせるあまたの怪事件。それが口づてにつたわり、背びれ尾びれがついて、なにが真実か虚かわからなくなる。そんな事件の解決にのりだす白鶴観(道教寺院の名前)の道士たち。ちなみに副題となる「尸解」とは、死んだ道士が自分の肉体を現世におきざりにし、仙人としてよみがえることです。
 この物語の主人公、大商人の息子として生まれた十四歳の李斗も、泉州をさわがす虚実不明の「尸解」にかかわる怪事件に巻きこまれます。やがてそれは李斗自身の存在意義をもおびやかすことになります。李斗とともに「尸解」事件の真相にせまってみてください。

 

渡辺仙州

渡辺仙州

1975年、東京に生まれる。小中学生時代を北京ですごす。同志社大学大学院工学研究科を経て、京都大学大学院工学研究科博士後期課程満期退学。日本地下水学会会員。著書に『北京わんぱく物語』『闘竜伝』シリーズ、編訳書に『封神演義』『西遊記』『白蛇伝』『三国志』などがある。現在中国河南省在住。河南農業大学で日本語教師を勤めている。

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佐竹美保

佐竹美保

デザイン科を卒業後、上京。SF・ファンタジーの分野で多数の作品を手がける。主な仕事に『虚空の旅人』『蒼路の旅人』『不思議を売る男』『宝島』『幽霊の恋人たち』『西遊記』『フランダースの犬』『魔法使いハウルと火の悪魔』『ローワンと魔法の地図』などがある。

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