しんしんと冷える北国の冬の夜、ひとりねずの番をする小人のトムテ。北欧の有名な詩と夜の神秘を描く絵に心がなごみます。
スウェーデンのイェンチェーピングに生まれる。リンド大学、ウプサラ大学に学ぶ。ジャーナリスト、詩人、作家、神学者、法律家として幅広く活躍。社会問題、宗教問題を扱った小説、哲学的な詩が多い。代表作に小説『シンゴアラ』、『第一詩集』がある。
スウェーデンのアンカーシュルムに生まれる。工芸学校、オレル美術学校に学ぶ。自然や動物の本の挿絵を多く描き、絵本の分野でも活躍。1971年にブタペストの世界動物画展で最優秀賞を、1976年にエルザ・ベスコフ賞を受賞。絵本の代表作に『トムテ』『うまやのクリスマス』などがある。
とてもとても美しい絵本です。絵も言葉もとにかく美しい。そして、深い。静かな絵本なのですが、娘が1歳の頃から読み聞かせています。わっはっはと楽しい絵本も良いですが、寝る前にこんな絵本で心を鎮めるのもいいものです。特に、クリスマスの時期に読むととても雰囲気があって良いのでお勧めです。(6歳・お母さまより)
素晴らしい絵と文章、この静けさが心やすらぎ、くり返し絵本の中にひたりたい想いにさせてくれます。どこの国にも同じ想いの発想があるものと感じます。日本は「ざしきわらし」ひとつの家で永くくらし、トムテを育てたいなーと思いました。(70代・愛読者はがきより)
絵本は何冊か持っていますが、おそらくベスト1になりました。絵の中にトムテの足音が聞こえます。また、滝の音も遠くに聞こえます。たぶん訳者の力もぴたりと合って私たちを北欧の夜に連れて行ってくれますね。大切にします、(60代・ご家族より)
とても気に入りました。わが家にもトムテのような小人がいればいいのに。子供はじーっと最後まで聞き入っていました。絵もとてもステキですね。冬の間、毎日よんであげたいです。(7歳・9歳・11歳・お母さまより)