星祭りの夜、少年ジョバンニは銀河鉄道に乗って、幻想的な宇宙の旅をします。児童文学史上の名作のひとつに数えられる表題作のほか8編を収録。
収録作品:「狼森と笊森、盗森」「注文の多い料理店」「ツェねずみ」「カイロ団長」「洞熊学校を卒業した三人」「なめとこ山の熊」「雁の童子」「銀河鉄道の夜」
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志し、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。1924年に詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を事実上の自費で出版するが、彼の作品のほとんどは、没後に高く評価された。1933年に37歳で病没。
この本を読んでいると、いつのまにか冒険の世界へつれていかれていました。様々な想像ができるから、とても楽しく読めました。「風の又三郎」の物語も読みましたが、どちらも最後の終わり方が好きです。この物語に続きがあったらいいのになあと読み終わってから思いました。(10歳)