小さな木は人間と一緒に暮らしたいと思い、森からぬけだして歩き始めました。さまざまな人間に出会って成長する小さな木の物語。
1917年ロンドンに生まれ、パリに住む。広告代理店のコピーライターをしながら児童文学の創作をしている。
フランスのニース生まれ、幼い時から絵で数々の賞をとった。メルボルンに住んだ15才のときヴィクトリアン美術協会賞を受け、さらに全オーストラリア児童最優秀賞を得た現在ジュリエットの筆名で雑誌のイラストレーターとして活躍。その間「あるきだした小さな木」の挿絵で、67年度フランス児童図書最優秀賞、68年度ボローニア児童絵本賞(イタリア)を受賞。
1936年東京に生まれる。東京大学大学院文学部仏文科修了。19世紀フランス文学を専攻、創作と翻訳の分野で活躍、国学院大学教授。著書は評伝『坂本龍馬とその時代』、エッセー『猫学入門』、小説に『ガラスの夏』『埋もれた時』『悪魔小劇場』(1)(2)、童話に『リキのずっこけじてんしゃ』『さきんをみつけたリキ』、翻訳に『あるきだした小さな木』など多数ある。