ある日、シロクマくつやに手紙が届きました。新しく森にできる幼稚園から、「こりすたちのために上靴を作ってください」という注文が来たのです。靴職人のお父さんとおばあちゃんは、急いで豆のように小さな上靴を103足仕上げました。3兄弟たちがその靴を届けに幼稚園へいってみると、園長先生はなぜか浮かない顔。「じつはね、この幼稚園、まだ遊具が全然たりないの」。「ぼくたちも何かお手伝いできないかなあ…そうだ!」3兄弟は巨人の坊やの助けも借りて、すてきな計画を思いつきました。大好評『シロクマくつや』の第2弾。どのページも隅々まで丁寧な描写にあふれ、親子でたっぷり楽しめる、見どころいっぱいの絵本です。
1986年生まれ。2009年京都精華大学カートゥーンコース卒業後、イラストレーターとして書籍や雑誌、絵本の挿絵を描くほか、文房具や雑貨のイラストとデザイン、ぬいぐるみの販売など幅広い分野で活動中。著書に『すてきなおかし作り』他「はじめて絵本」シリーズ、『シロクマくつや』などがある。