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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

おれたち、ともだち! 絵本

きになるともだち

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2008)
対象年齢 3歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 25cm×21cm
ページ数 32
ISBN 978-4-03-232300-9
NDC 726
発売日 2008年9月

定価:本体価格 1,000円+税

【偕成社在庫:あり】

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紹介記事へ(Kaisei web)

内容紹介

キツネがつれてきたキュートなともだちヤマネ。オオカミは気になって、しかたありません。ともだちだから、気になるのかな?

著者紹介

内田麟太郎

1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』で絵本にっぽん賞受賞、『がたごとがたごと』『すやすやタヌキがねていたら』で日本絵本賞受賞、『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞受賞。詩集『ぼくたちはな く』で三越左千夫少年詩賞受賞。ほかの主な作品は「ワニぼう」シリーズ、『十二支のおはなし』、「おれたち、ともだち!」シリーズなど多数。

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降矢なな

1961年東京生まれ。スロヴァキア共和国のブラチスラヴァ美術大学で石版画を学ぶ。和洋両方の味を合わせ持った独特の画風。主な作品に『めっきら もっきらどおんどん』『きょだいなきょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『まゆとりゅう』『いそっぷのおはなし』、「おれたち、ともだち!」シリーズなど多数。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

さりげなくだったのか、意図的だったのか。編集者のKさんが「ヤマネ、もったいないですよねえ」と、おっしゃった。
ヤマネは、このシリーズの『あいつもともだち』と『ともだちおまじない』に、脇役ともいえないチョイ役で出ている。
「そうですねえ」
うなずきながら、わたしはその謎掛けの意図を理解できず、脳味噌をしきりにゆらした。『ともだちおまじない』も、Kさんのさりげないような、そうでないような、一言から始まっている。
「内田さん、つぎは川柳で書いてください」
「だめです」
川柳を書いたことがないわたしは即座にお断りした。それがどうなって、ああなって、こうなったのか……。気がつけば『ともだちおまじない』は世に出ていた。不思議である。
ヤマネ、ヤマネ、ヤマネ……。
わたしはヤマネの名前を何度もくり返した。オオカミが浮かんできた。そういえばオオカミはヤマネに……だったような気もする。
でも、気もするだけでは、物語は書き出せない。背中をポンと押してくれる、なにかが足りないのだ。ユーモアでしょうか。
それで、わたしはさらにくり返した。
ヤマネ、ヤマネ、ヤマネ……。
するとどうだろう。
ヤマネ、ヤマネ、ヤマネ……が、ヤマネ、ヤマネ、ヤマネ、やまねえ、になった。
雨が「やまねえ」。
それが、かくもすてきな絵本になったのは、ひとえに降矢ななさんの魔術である。
そういえば、わたしはKさんの魔術にかかっていたのだろうか。いや、きっとそうにちがいない。昨日も、Kさんは「降矢さんはタヌキがお好きなようですよ」と、さりげなくささやかれた。
運命は、さりげない出会いに隠れているようである。(内田麟太郎)

読者のおたより

お月見の時期とバレンタインの時期に、小学校で読み聞かせに使わせていただいています?(読者の方より)

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